誤薬防止を主な目的として導入、64名中、約半数の入居者へ向けて運用
2023年2月にオープンしたサービス付き高齢者向け住宅「ココファン新小平」。
施設開設から5ヶ月経ち、ヒューマンエラーによる誤薬の防止をおもな目的として系列施設で運用実績のある「服やっくん」を導入。
3カ月ほどで運用は定着し、55室、64名が暮らすなか、服薬支援を要する約半数の入居者へ向けて利用されています。
今回は、事業所長の加藤祥太様にインタビューを実施。「服やっくん」の導入によって得られた成果を中心に語っていただきました。
2人の読み合わせで行っていた服薬業務をQRコードの読み込みによって1人で完結
加藤様:「『服やっくん』の導入前と後で大きく変わったのは服薬管理に携わる人員数ですね。これまで2名で行っていた服薬のチェックが、2名での読み合わせをせずにQRコードの読み込みで行えるようになり、1人のスタッフのみで業務が完結できるようになりました。
携わる人員と時間が削減できたことで服薬以外の職務に当たれるスタッフが確保でき、組織として効率的に動けるようになりました。」
「服やっくん」導入前後の具体的な業務フローを比較すると以下のようになります。
「服やっくん」導入前の業務フロー

「服やっくん」導入後の業務フロー

導入施設全体で服薬業務フローは統一、徹底しており、随時見直しも行なっているとのこと。
服薬記録が自動で可能、記録忘れを排除
加藤様:「『服やっくん』を使用した場合、QRコードの読み込みによって自動で服薬記録が残るため、記録そのものを忘れるというミスが発生しないのもメリットの1つですね。
リアルタイムで反映されるため、施設内で服薬忘れを防止することもあります。」

また、運用面での注意点として挙げられたのが、業務フローを徹底するということ。
慣れによってスタッフが個人的に手順をアレンジしてしまうことを避けるため、3カ所のQRコードの読み込みは必ず利用者の前で行うルールを設けているそうです。
スタッフ2名がタイミングを合わせて動く必要がなくなり、利用者が薬を飲むまでの待ち時間も減少
加藤様:「これまでは服薬のためにスタッフ2名がタイミングを合わせて動く必要がありましたが、『服やっくん』の導入によってその調整が不要になった恩恵も大きいといえますね。
服薬業務の担当スタッフが本人自身のタイミングで行動できるようになったほか、薬を飲むためにスタッフ2人が揃うまで利用者に待ってもらうといったケースもなくなり、スタッフと利用者の双方にメリットが生じていますよ。」
人員的に服薬業務に関わる人数が1人減ったというだけでなく、作業に携わるスタッフが別のスタッフとタイミングを調整する必要がなくなったのがポイント。
また、利用者の待ち時間が減るという点については、運用し始めてから気づいたメリットとのことです。
薬の渡し間違いや渡し忘れをアラートされ服薬業務への心的負担が軽減
加藤様:「ダブルチェックでもヒューマンエラーは起きるもの。2名でのチェックをしそびれるなど、誤薬はヒューマンエラーによって発生する部分が大きく、業務を担当するスタッフの『誤薬を起こさないか』という心的負担も多大です。
薬の渡し間違いや渡し忘れといった事故が発生する前に『服やっくん』が知らせてくれるので安心感が生まれ、現場からは『責任を一身に受けることはないということでメンタル面でのプレッシャーを受けずに業務に当たれるようになった』という声が多く届いていますよ。」
数字としては表れてこない部分ですが、現場スタッフの負担感を軽減するという点でも「服やっくん」の果たす役割は大きいといえます。
アラート機能によって薬の渡し間違いや渡し忘れのリスクも低減できたと実感
加藤様:「『服やっくん』の導入定着が進むにつれ、現段階でも薬の渡し間違いや渡し忘れを低減できている実感がありますね。
以前の当施設と同様のプロセスで服薬管理を行っている施設の場合、関わる人員を確実に減らすことができると思います。
現在、服薬業務に関して人員面での負担を感じているのであれば、その恩恵は確実に得られるでしょう。」
事業所長でありながら実際の服薬業務にも携わっている加藤様。
今回のお話から、施設をマネジメントする立場と現場のスタッフとしての立場、それぞれにとって「服やっくん」が大きな後ろ盾となっていることがうかがえました。
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